One More Hineno Story

日根野、時々四国と東海の事を書いています

阪和線の103系を作ろう 序章その2 

 前回は103系の編成は年代によって異なるので確認しましょうというところで終わっていました。今回は実車の形状の違いについてお話していこうと思います。 

 103系は登場時は非ユニット窓(窓の端が丸い)でしたがモハ103-279、モハ102-434、クハ103-178、サハ103-306以降の車両はユニット窓へと変更されています。非ユニット車は落成時は全車非冷房車での落成となっています。また、クハ103-180以降の車両は落成時よりシールドビームになっており、顔つきが若干変化しています(500番台を除く)。またクハ103-269以降の車両はATC取り付けのために大きく顔面形状が変わっており、いわゆる高運転台車となっています。(これらの車両のなかでもATC車と非ATC車がありますが阪和線は愚か関西にATC車が来ていないため割愛)。

 またクハ103には500番台というのがあり、これは番号こそ高運転台車に思えますが製造時期は昭和40年となっています。これらはクモハ103の相方として製造され、ジャンパ栓納め等の一部機器が省略されています。そのため、500番台という別番台での区分をされています。

 改造は国鉄時代から多くおこなわれ、初期車の冷房化改造、側面方向取り付け、シールドビーム2灯化、車両延命、メンテナンス簡易化のための特別保全工事等の多数の改造がおこなわれました。また冷房化改造の際に設けられたランボードにも種類があります。(詳細が分かり次第まとめます)

 西日本では1990年になると戸袋窓を埋める工事が始まり(雨漏り防止のため)その後体質改善工事等も始まります。これらの工事については1990年代の103系を作るときに詳細を記述していこうと思います。

まだまだ記述が不十分な部分もありますが詳しい資料や情報が分かり次第(後私のモチベ)追加していきますので時々覗いてもらえると嬉しいです。 また、使える写真がなくほぼ文字ですが、使える物を見つけ次第追加予定です。

 

 次回はこれらの情報と当時の編成を照らし合わせて模型の編成を決めていこうと思います。